本格的にプログラミングの勉強を開始する

前回の記事では、プログラミングに出会うまでを書かせていただきました。

業務では四苦八苦しながらもPascalと格闘し、他の業務とも並行して1年程かけて大まかなプログラムの内容を把握できるようになってきました。

問題はその把握したプログラムを違う方法論で再現する必要があったことです。当時はRPAやAIという言葉がIT業界以外にも流行しており、私の所属していた会社でも例外になく生産現場および私が所属していた事務の現場にも自動化による業務改善の流れが迫ってきたのですが、そういった流れもあって、私が選んだのはPythonでした。

ちなみに言語を選ぶ際に、たまたま本屋で立ち読みした『プログラミング言語図鑑』を参考にしたのですが、わかりやすい図ややさしい言葉づかいが使用されているので、読んでいてワクワクしたのを覚えています。これからプログラミングを始めるかたにはオススメの書籍です。

プログラミング言語を一から勉強するとなると、まずProgateやドットインストールから始めるのが未経験からの王道のコースだと思うのですが、私は事前のリサーチをせずに、書籍を用いた勉強で開始してしまいました...

その時に参考書として選んだのがこの本です。

入門 Python 3 , Bill Lubanovic (著)

外見をパッと見てわかるのですが、とにかく分厚くて、読んでみると初心者にはかなりハードです。

息子と妻が寝た後に、2時間ほどこの本に掲載されているサンプルプログラムをwindowsPCでポチポチ打ち込む勉強スタイルで、3ヶ月かけてなんとか読破しました。

読破後にプロゲートの存在を知ったので、結構悲しかったです...ただ、1冊完璧に読み終わってみると、Webの歴史から、どうやって通信しているかなど詳細に書かれていたので、今思えばありがたかった本です。プロゲートと違って、環境構築やデバッグなど全て自分でやっていたため、読破後にはエラーに対する抵抗も全くなかったです。

その後、プロゲートでSQLのコースを一通り終えて、会社から新たな風潮が.......

資格取得競争

所属していた会社が製造系の会社で、今後IT系技術にも力を入れていたため、周りでIT系の資格をとる流れが私の所属している部門にも入ってきました。

周りのメンバーもITパスポートや基本情報、応用情報技術者などの資格を次々と合格したのもあり、私もこの時ITパスポートをとることにしました。

ITパスポートには合格することができたのですが、次に基本情報を通り越して、応用情報技術者に挑戦してしまったため、見事に不合格をいただきました。

毎年データベース系は優しい問題が出ていたため、アルゴリズム系を重点的に勉強していたのですが、本番でデータベース系がかなり難しい問題もあったのが敗因です。 落ちた者が言うことではありませんが、下記の書籍を使用して本当によくまとまっていていい本だと思います。

半年かけてガッツリ勉強したこともあり、精神的にもダメージが大きかったですが、そんな中さらに追い打ちをかける出来事が......

本格的に転職活動へ

ちょうど応用情報の本番が終了(いろんな意味で...)した数週間後、新しく引き継いで担当した業務で大きなミスを起こしてしまい、私がやっている仕事は全く意味がない仕事と決定的な一言を伝えられました。 もともとプログラミングの勉強は大好きだったものの、それまで会社に忠誠を尽くしていた私は「転職はするべきではない。現状の職場で探していくべき」という考えを貫いていたのですが、上記先輩からの一言がトリガーになり、「自分が好きな領域が見つかれば思い切って飛び込んでいこう!」と思うようになり某有名な大手転職サイトに登録することを決意しました。 その当時は、子供も生まれたばかりで、それなりに会社に慣れてきた安定した環境だったのですが、私は自分の気持ちを優先させました。

さて、転職するにあたって私がとった行動は、

  • Pythonを使用している企業に応募。
  • 資格を勉強している姿勢をアピール
  • 地元で働くことのできる企業。

    の3つです。

はっきり言って無謀です!! 今装備なしで戦場に突撃していくも同然なのですが、当時の私は「この転職活動はすぐに終わるだろう」などと哀れな考えをしておりました。 ポートフォリオも持たず呑気にエンジニア転職しようとしていた30代未経験はのちに痛い目を見ることになるのです...

書籍から入るべきかそれとも動画か

最近は、まず「Progateやドットインストールをやろう」というのがプログラミング言語習得の定石のようになっていますが、上記の通り本から勉強してみてもいいと思います。オライリーを読めとは言わないので、JavaならスッキリわかるJava入門やRubyであればプロを目指す人のためのRuby入門は初心者にやさしくかつ濃い内容になっているので、オススメです。

仕事としてエンジニアをしていくのであれば、いずれ技術書を読んだり、ドキュメントを読んだりするので、本から入って初めのうちから文章に慣れておくといいと思います。

というか、自分のやりやすいやり方で勉強するのが最高の勉強法です。

関連記事